2021年ももうすぐ終わります。
私の2021年は、逗子に移住してから2年目の年でした。
昨年の秋に引っ越してきたので、ちょうど一年と数ヶ月経ちました。
大晦日の今日、今年を振り返ります。
この記事の主題は次のことです。
逗子移住2年目の私に起こったいくつかの変化
物欲を薄くできた(完全に無くなった訳ではないけど)
逗子に住む前の自分は、欲しいものがたくさんありました。
服はパタゴニアの服が好きだったし、靴はナイキのスニーカーかニューバランスしか履かなかったし。
メルカリで買ったマッキントッシュのコート(3万くらい)を、周りには1万で買ったと言っていました。
そんな私ですが、逗子に住むのをきっかけに、必要でないものをどんどん手放していきました。
1シーズン着ただけで飽きてしまったユナイテッドアローズのダウンジャケットをメルカリで売りました。
いつか使うかもと思って買った部屋に合わない大きさのIKEAのダイニングテーブルは、両親が来た時に実家に持って帰ってもらいました。
部屋からどんどんモノがなくなっていくことが嬉しくて続けていくと、だんだんと「あれが欲しい」「これも欲しい」という、長い時間私の後ろについて回っていた物欲お化けの影が薄くなってきました。
過去の投資を回収するのではなく、今生きる自分の幸福を最大化する。
サーフィンを始めた
物を手放していくと、新しい体験をしてみたいと思うようになりました。
そこで始めたのがサーフィン。
数年前、初めてオーストラリアに行った時に体験サーフィンに参加して以来、いつかきちんと始めたいなと思っていた趣味でした。
休日の朝や、夕方に鎌倉の海に出て、サーフィンをするようになりました。
まだまだ上手く波に乗れないことの方が多いです。
サーフィンを始めて思ったのは、波待ちの時間が思ったより長いこと。
良い波に乗るためには、良い波が来るまでじっくりと待たないといけない。
人生も同じかも。
水泳を始めた
サーフィンと同じタイミングで、9月頃から横須賀の水泳スクールに通い始めました。
週末に1回1時間半くらいのレッスンで、水泳を習っています。
きっかけの一つは悔しい経験からです。
これも数年前の2019年にオーストラリアに一人旅した時に、現地でダイビングのPADIという資格を取ろうと思って講習に参加したのですが、プールの講習で「5分間足をつけず、ただ浮いてください」という課題がありました。
私は泳げなかったのです。。笑
結果として、講習に参加した8人のうち私だけが課題をクリアできず、なんと途中リタイア。
2日間の講習でしたが、1日目で終了し、ほぼプールで泳いだり器具の使い方を習ったりするだけで、海には「特別だよ」と言って一度だけ出れたくらいでした。
もちろん、PADIの資格は取れず。ただただ悔しい思いでした。
当時の講習のインストラクターに「日本で泳げるようになって絶対に帰ってきなさい」と目を見て力強く言われたので、いつかきちんと水泳を習わないとなと思っていました。
その悔しい思い出から、2年経った今年。やっと水泳を始めました。
初級クラスなのでまずはクロールと背泳ぎを習っています。
水泳を習ってよかったことの一つは呼吸法。
息を吸って、止めて、吐いてを繰り返します。
呼吸法を繰り返すうちに、泳ぎ方だけでなく、頭の中の雑念もすーっと落ち着いていきます。
何を始めるかが大事なのではない、何かを始めるのが大事なのだ。
ペアーズを辞めた
ペアーズ、婚活アプリです。
東京に住んでいた頃は、アプリを通じて知り合った方とご飯に行かせて頂いたこともありました。
でも逗子に来てからアプリとは距離を置くようになり、またやりたいとは今は思いません。
※あくまで個人的な意見です。ペアーズの運営元や個人を批判するつもりは全くないので、私的な一意見として読んで頂けると幸いです。ただ私には合わないかなと思っているだけです。
商品のカタログを見るように相手を見つける気分になるし、“足りないビジネス“からは距離を置こうと思いました。
「今のあなたは何かが足りないので、当社のサービスで理想の自分になろう!」というのを私は勝手に“足りないビジネス“と命名しています。
今まで付き合ってる人がいないと、充実した人生ではなく何か満ち足りていないのでは?というプレッシャーがありました。
もちろん恋愛は素晴らしいのですが、付き合っている人がいるからといって人生が180度好転するなんてことは当然ないのだから、社会の「恋愛しなさい」という圧が強いとたまに感じていました。
今は、足りない物を他の誰かに求めるのをやめて、まずは自分のコップの水をいっぱいにしようと思っています。
婚活アプリから距離を置いたのは、私にとって正解だった気がします。
だって婚活アプリの広告、「高望みから、始めよう」ですよ。
寄付をするようになった
熱海市伊豆山地区で発生した土砂災害に被災された方々のための義援金、母校の大学が募ったコロナウイルス特別寄付金で経済的理由により学業が妨げられることのないように、少額ではありますが寄付することができました。
今まで、寄付するということは意識的に出来ませんでしたが、今年は出来ました。
あじさいを見に行った
鎌倉は紫陽花(あじさい)が本当に綺麗です。
私の住む逗子は鎌倉に近いので、6月の梅雨の時期、平日の朝に北鎌倉の明月院のあじさいを見に行きました。
また、別の日には、長谷寺から海と紫陽花を一緒に楽しみました。
こんなのいつぶりだろう。
学生時代にあじさいを見に来たことがあったけど、それ以来全然来れていませんでした。
四季がはっきりしているここでは、季節を感じる暮らしができるようになりました。
会計の勉強
これはまだ途中ですが、自分なりにコツコツ進めることができました。
米国公認会計士(USCPA)の資格を勉強しているのですが、今年の1月から本格的に予備校に通い、勉強をしています。
6月、8月に試験を受けたのですが、どちらも不合格でした。
来年は合格できるように積み重ねて勉強していきます。
夕焼けを楽しむようになった
逗子に移住する前も、夕焼けを見るのは好きでしたが、ここに来てからさらに大好きになりました。
大崎公園という海と富士山、江ノ島の見える高台の公園があります。
そこまで散歩やランニングで向かい、芝生に座ってのんびり太陽が沈んでいく、七色に輝くグラデーション空を眺める時間がこんなに好きになるとは思いませんでした。
オンライン英語発音コースを修了したけど、DMM英会話は休会中
今年はETJ Englishというイギリス英語のオンライン発音コースを受講して、最後までコースを終えました。
結構高額なコース(6万円)でした。。笑
ただ、「なるほど、そういう口の動かし方、舌の位置で発音しているのか」という学びがありました。
コース自体は一回買い切り型なので、全コースを受け終わった後も、ちょこちょこ見なおしています。
一方、DMM英会話を半年くらい、毎日30分受けていましたが、今は休会しています。
とても満足なオンライン英会話でしたが、今は会計の勉強を優先しようと思い、一旦休憩中。
Yahooニュースを見るのを辞めた
『News Diet』(ロルフドベリ著・2021年)を読んでから、思い切ってYahooニュースを全く見ない生活に切り替えました。
それまでは通勤の電車の中でよく見ていたのですが、キッパリ辞めて、今はメインはEconomistと本で情報を収集し、職場で日経新聞をちらっと見るくらいにしています。
ニュースで報じられる事の99%は、わたしたちが影響を及ぼせる範囲外にある。
食べ物が美味しい
逗子に来てから、地元のお店を回るのが楽しくなりました。
美味しいお刺身は小坪漁港の「魚佐次」のお刺身定食、美味しいパンは「Panya cotto」や駅前の「Pain presso」などによく行きます。
生活感がきちんとある街
逗子では、学校に通う子供たちの後ろ姿を見ながら朝通勤したり、犬の散歩をしているご夫婦と同じ夕焼けを見て感動する、という基本的だけど、生活の幹となるものを受け入れる下地がしっかりとあります。
前住んでいた東京の中央区の街は、こうした生活感がなく、会社に通う会社員のための街という感じでした。
まとめ
こうして振り返ると、結構色々なことがあった年でした。
変化の多くは、逗子⇒都内への通勤時間中に座って読書をするようになったことが、基礎になってるように感じます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
このブログは今年の2021年春から始まりました。
出会いは鏡
来年も自分のペースで、ブログを書いていきますので、引き続きよろしくお願いします。
それでは皆さんも、穏やかな年末をお過ごしください。良いお年を。